役所の論理

2010年5月6日
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役所の論理
定額給付金「市町村の混乱確実」…全国市長会長が苦言
という記事が出ていた。

ここにも秩序が見え隠れする。市町村行政に対して混乱を招くものは、それが喩え国家の支持であろうと阻止しようとするのである。公務員が仕事をし易いのが行政の場なのであろうか・・・・

それは違うだろう。今回の給付金支給の是非はともかく、もしやるとしたらより効果的にかつ適切に、そして迅速に配分すべきではないだろうか。で、考えるべきは、どのようにしたらそれが出来るかであると私は思う。

現在、ある組織と人員という枠組みでモノを考えれば、大きな混乱を招くのは当然である。第一、給付金という政策自体は、結果はともかく緊急的な特別な対応である。そういうミッションに対して、自己の都合を言っている場合ではないというのが実情だろう。

誰のために国家が存在し、誰のために役所があるのか。こうした状況は、大災害など通常業務では対応しきれない時に必ず起こる問題である。与えられた決まりきった仕事しか出来ない、世間一般では使えない人材ばかりが集まるから役所はこういう事態に対応できないのである。

そして、対応できない自らを反省や向上させるというのではなく、自らの立場を主張・堅持するという発想に留まるのである。こういうときに役所の真価が問われているのである。こういうときに評価を上げないから、誰も役所を信用しないし見くびるのである。



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