http://lasic.ioi1.net/
不況をチャンスにする外資企業の話。
昨日のことですが、欧米系のメーカーに営業に行ってきました。

ここでは日本人のセールスエンジニアを募集しているのです。
(実は、欧米系の人材紹介会社の方が、JACをこの企業に紹介してくださいました。
日本人の求人なので、彼らの守備範囲ではないためです)

今はタイも景気の状況があまり良くは無く、募集を凍結する企業も多いのですが、そんななか

・日本人の営業人材を募集! して、
・タイ人もシニア人材を募集! して、さらに
・工場を2倍の規模に拡大!!

というとっても景気の良い話をする会社でした。

社長さん に詳しく話を聞くと、

「景気が悪い時だからこそ、チャンスなんです」

と静かに、でも熱ーく語っていました。

なぜかというと

・景気が悪いから、人が沢山マーケットに出ていて良い人を採用しやすい。
・景気が悪いから、他に工場を増築する会社も少なくて
ゼネコンも安い価格を提示してくれる。しかも、他のプロジェクトで忙しい事も無いので
丁寧に、きちんと作ってくれる。

・・・との事だそうです。なるほどねー。


悲壮感が全くなく、とっても前向きな社長さんのお話をさらに聞いていくと、
どうやら高い技術力があるおかげで生産コストが抑えられ、高利益率の体質で
キャッシュがたっぷりある との事。

だから出来るんだろうな~、とも思ってしまいますが、現在おかれている不況と言う状況を
プラスに転換して、「何が出来るか??」と考えるのは、とても前向きで好感が持てました。

さらに、
その社長さんは、10年以上アジアに赴任していて
1997年のアジア通貨危機も経験されています。
その時の経験から、

「経済危機からマーケットが回復するのは非常に早いスピードで回復する。
その時に、十分な生産能力や社内体制を整えていないと、需要の増加に対応できない。
不景気の今こそ、その時に備えて準備をする時期なのだ。」

と実感したそうです。

同じ経済状況におかれていても、お会いする方々で捉え方が様々で
とても興味深い限りです。

日本人の駐在員の方々は、もっとシリアスになっている方が多いですかね。。
先日の日経新聞でも、日本人が最も不況と認識している、と調査結果が出ていましたしね。

タイ人 は基本的にのんびりしていますが、その調査では2位だったようです。
意外に(?)深刻に受け止めているようで。。。
「だったら空港を閉鎖なんてしなければいいのに」と突っ込みたくなりますが、
そんなところが、やっぱりタイらしい、憎めない国にしているのかもしれないですね。



タイでの就職体験談、案件情報などこちら↓





この転職アドバイザーにあなたに合った求人を紹介してもらう(無料)



コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索